フレンチブルドッグのデメリットには、いくつかの側面があり、健康管理や生活習慣において重要なポイントが多くあります。
呼吸器の問題(短頭種気道症候群)
フレンチブルドッグは短頭種に分類されるため、頭が平たく、鼻が短い特徴があります。
これにより、呼吸器に問題を抱えることが多く、短頭種気道症候群(BOAS)に悩まされる可能性があります。
これは、呼吸がしにくい状態を引き起こし、運動や暑さに非常に弱いです。
特に暑い日には熱中症になるリスクが高く、夏場は特に注意が必要です。
また、夜間にいびきをかくことが多く、その音が非常に大きい場合があります。
皮膚のトラブル
フレンチブルドッグは皮膚が敏感で、皮膚炎やアレルギーを引き起こしやすいです。
特に、顔のしわの間に汚れや湿気が溜まりやすく、これが原因で細菌やカビが繁殖し、感染症を引き起こすことがあります。
定期的なケアが必要で、しわの部分を清潔に保つために、毎日のように拭き取りや洗浄が求められます。
また、食事や環境に敏感で、アレルギー反応を示す犬も多いため、専用のフードや環境調整が必要になることがあります。
関節や骨の問題
フレンチブルドッグは体型的に筋肉質でコンパクトですが、関節や骨に負担がかかりやすい犬種です。
特に、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼(膝蓋骨が外れる病気)を発症しやすいです。
これにより、運動制限や痛みを伴う治療が必要になることが多く、獣医への頻繁な通院が必要になる可能性があります。
出産が難しい
フレンチブルドッグの繁殖は非常に難しいです。
骨盤が狭く、頭が大きいことから、自然分娩が困難な場合が多く、帝王切開が必要になることが一般的です。
これにより、繁殖にかかる費用や手間が大幅に増えるため、繁殖を考えている場合にはしっかりと計画を立てる必要があります。
運動不足になりやすい
フレンチブルドッグは基本的にエネルギッシュではないため、運動不足に陥りやすいです。
これは特に肥満につながりやすく、肥満がさらなる健康問題(関節の悪化や呼吸器の悪化)を引き起こす可能性があります。
運動量はそこまで多く必要ありませんが、定期的な軽い散歩や遊びは必要です。
頑固な性格
フレンチブルドッグは賢いですが、頑固で自分の意思を通そうとすることが多い犬種です。
しつけには根気が必要で、特にトイレトレーニングや基本的なコマンドの習得に時間がかかる場合があります。飼い主がリーダーシップを発揮し、根気強くトレーニングすることが求められます。
高い獣医費用
健康上の問題が多いことから、フレンチブルドッグを飼うには医療費が高くなる傾向があります。
特に呼吸器や皮膚、関節のトラブルは慢性化することが多く、定期的な獣医の診察や治療が必要です。
また、緊急手術や専門医による治療が必要になることも多いため、保険に加入していないと経済的な負担が大きくなります。
暑さに弱い
フレンチブルドッグは寒さには比較的強いものの、暑さには非常に弱いです。
夏場の外出や室内でもエアコンの管理が必要で、常に涼しい環境を提供する必要があります。
長時間の散歩や激しい運動は避けるべきで、特に湿度が高い日には熱中症にかかりやすいため注意が必要です。
寿命が短め
フレンチ・ブルドッグの平均寿命は10年から12年とされていますが、健康問題が多いことから、他の犬種と比べて短命になることがある点もデメリットの一つです。
特に、呼吸器や心臓の問題が進行することで、寿命が縮まる可能性があります。
吠えは少ないが分離不安になりやすい
フレンチブルドッグは比較的吠えが少ない犬種ですが、分離不安になりやすい傾向があります。
飼い主と強い絆を築くため、長時間の留守番や孤独に弱いです。
これにより、不安やストレスから問題行動(家具を壊す、無駄吠えなど)が見られることがあります。
フレンチ・ブルドッグは、その愛らしい見た目や優れた家庭犬としての性格が魅力ですが、これらのデメリットを理解した上で、適切なケアと生活環境を提供できるかどうかが重要です。
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